男性育休で何もしない迷惑夫への対処法
自分は迷惑夫だと思いたくない「うひろ」です。
男性育休・パパ育休についてニュースなどで取り上げられることも多い昨今ですが、「育休を取得したのに、なにもしない夫」に呆れている妻もたくさんいるということを知りました。
今では、育児・家事に奮闘している僕ですが、多少の心当たりがあります。
- 2022年7月から1年間の男性育休を取得中
- 1989年生まれ、30代埼玉県在住
- 2022年5月誕生の息子と、妻と3人暮らし
- 育児に家事に奮闘中!
- 男性育休の取得を応援する「1年男性育休記」管理人
本記事では、「育児に関して何もしない夫」の分析と僕が考えた対処法を紹介します。
我が家も出産前は家事は妻だよりだった
まずは、僕の話をします。
妻と結婚して、二人暮らし・共働きの期間が3年以上ありましたが、その期間の家事は妻に頼りきりでした。
特に、料理に関しては自分でキッチンに立ったことはほとんどなく、妻が料理をしない日にはレトルトや冷凍食品で済ましてしまうようになっていました(コロナ初期の在宅期間も変わらずでした)。
しかし、妻からは不満が出ることはなく、「我が家のバランス」はとれていたと思います。
うまく行っていたのは、結婚時に家事分担・家計分担を決めていたからです。
家賃・光熱費・食費などは共用の口座に入金していますが、給料に併せて、僕のほうが妻より1.5倍ほど多く入金する代わりに、家事は妻が1.5倍と決めていました。
家事の負担を正確に数値化するのは難しいですが、家計負担割合を決めることで、「多めに払ってもらっている方、家事は私が多めにやろう」と納得しているのだと思います。
その流れで考えていましたが、出産時の妻への身体的負担を考えると、今まで通りの家事分担「1:1.5」では申し訳ないと思うようになりました。
出産直後は家事育児に全力投球、その後も家事育児の半分は自分が行おうと考えるようになり、今に至ります。
家計と家事育児分担について価値観をすり合わせる
我が家では、僕と妻が家計と家庭のバランスについて納得しているので、うまくいっているのだと思います。
ただ、全ての家庭が話し合いで解決すること問題ではないと思います。
なぜなら、家事育児の数値化は非常に難しいからです。
よく聞かれるのは下記のような価値観の相違です。
- 俺の稼ぎで飯を食ってるんだから、家事育児は妻がやるべき
- 1日中休みなんだから、俺は手伝わなくて大丈夫
- 育休中も、引継ぎ処理や業務知識習得のため、時間が必要。育児の時間はない
- 仕事は1日8時間だけど、育児は24時間
- 仕事より、育児のほうがよっぽど大変
- 自分も育児休業給付金で家計に貢献している。夫も多少は育児をしてほしい
このように、どうしても立場が違うので、話し合いは平行線に終わることが多いです。
「自分の負担のほうが大きい」と2人が言い続けているのであれば、埒があきません。
お互いの仕事量・負担に理解があればいいのですが、価値観が違うと近づきようがありません。
価値観が合わない場合は、経験させるしかないと思います。
何もしない夫への対処法
何もしない夫は、「男の育児は不要」と考えているということですから、強制的に育児に関わる仕組みが大切です。
まず、育児参加の機会を作り、その時間を長くしていきましょう。
夫の育児時間を指定する
オススメなのは、どんなに短くてもいいので、夫が育児する時間を作りましょう。
例えば、日曜日の午前中だけなどでもいいでしょう。
妻が何もしない時間を作り、夫で1人でお世話できる体制を整えましょう。
「平日は仕事で疲れてると思うから、日曜日の午前中だけお願い。土曜日は遊びに行ってもいいから」
など、納得してくれない夫には多少、譲歩が必要かもしれません。
短時間でも育児の時間を作れたら、その時間を長くしていきましょう。
女性がいない日を積極的に作る
指定して、育児する経験が数日できたら、男性1人である程度のことはできるようになります。
そうしたら、妻が不在にする時間を作るといいでしょう。
最初のうちは近くのカフェに行くなどでもいいでしょう。理由をつけて外出してしまいましょう。
「泣いている理由がわからない」「首が肌荒れしているかもしれない」自ら体験することで当事者意識をもち、育児に積極的になっていくはずです。
まとめ:やらざるを得ない機会をつくる
いまだに「育児は女の仕事」と考えている男性もいます。
その根底には「育児は簡単なこと」という過小評価があります。
自分で経験することで、正しい評価をし、自身の育児参画に加わっていくのではないかと考えています。