男性育休取得を決断した3つの理由。長い目で見た家族計画
1年間の育休中の「うひろ」です。
男性で育児休業を取得するのは「少数派」です。
「上司との関係」「経済的問題」「世間からの目線」など、様々な理由で育休を取得できない人も、自らの意思で取得しない人もいるでしょう。
本記事では、僕「うひろ」が育休取得を決断した3つの理由を紹介します。。
- 子供との時間をとり、育児に専念したい
- 給付金により、ある程度の生活が保たれる
- 家族の選択肢を考え直すいい機会になる
詳しく説明していきます。
- 2022年7月から1年間の男性育休を取得中
- 1989年生まれ、30代埼玉県在住
- 2022年5月誕生の息子と、妻と3人暮らし
- 育児に家事に奮闘中!
- 男性育休の取得を応援する「1年男性育休記」管理人
子供との時間をとり、育児に専念したい
育児休業は、「育児のため」に仕事を休むことができる制度ですので、1番の理由は当然「育児のため」となります。
仕事をしながらでも、育児をしている人はたくさんいます。スーツ姿で送り迎えをしているお父さん・お母さんの姿を最近ではよく見ます。
本当に大変だと思います。
僕が育児休業を取得したのは、「子供の時間を中心にした生活をしたい」と考えたからです。
仕事をしていると、勤務時間中は仕事が優先、1日の3分の1が削られることになります。
育児休業を取得すれば、
「睡眠を中断して、抱っこする」
「料理を中断して、笑顔の写真を撮る」
ということがしやすくなります。
時間の中で、「育児・子供」を最優先にできるのは「育児休業」にしかないメリットです。
給付金により、生活が保たれる
育児休業を決断した理由の2つ目が、経済的には支障がないと判断したからです。
給料が減るから育児休業を取得したくないという人も世の中には多くいます。
確かに、僕も給料の減少は心配でした。
「産まれた直後はいいけど、中学生くらいから塾代などの負担が増える」
「昇給は難しいだろうから、子供が小さいうちに貯蓄したほうがいい」
周りの声を聞いていると、家計に関しての不安が頭を埋め尽くします。
そこで、具体的に自分の支出と休業時の収入を計算することにしました。
これまでの年間のおおよその支出と育児休業給付金の給付を算出して、さらに子供にかかるおむつや衣服の費用を出して、児童手当の額も収入と考えました。
※給付金については途中から額が67%→50%に減ります。下記記事でも解説しています。
計算すると、妻と僕の給付金、児童手当で、今まで通りの生活を維持できることがわかりました。
将来のために、貯蓄に励むという選択肢もありますが、我が家では「今の時間を大切にする」という考えで、育児休業を取得することにしました。
また、余裕ができたら実家の掃除とともに、メルカリで売って生活費の足しにしようという話もしました。
給付金により、生活が維持できると判断できたことが、育休取得の決め手となりました。
家族の選択肢を考え直すいい機会になる
「育児時間」と「家計」を考えて、育休取得を考える人が多いと思いますが、育児休業を取得することは、家族の選択肢を考えるいい機会になると思っています。
我が家の場合、妻も僕も30歳を越えて子供が産まれたため、それなりの社会人経験があります。
また、同棲期間もあるため、お互いの家事レベルもなんとなくわかっています。
このまま僕が仕事を続けて、妻が育児休業を取得すると、家族の選択肢が絞られると考えました。
具体的には、家計を支えるのが僕、子供の育児を担当するのが妻という伝統的な家族です。
僕は、年収を上げるためにあくせく働く、子供にトラブルがあったら、妻が仕事を辞めるというようなスタイルです。
この伝統的なスタイルに、我が家では疑問を持っています。
妻が稼いで、夫が育児に専念するということでも全く問題ありません。
その「家族の選択肢」を見直せるのが第一子誕生のタイミングだと考えました。
お互いに仕事から離れる期間を作ることで、以下のようなことを考えられる機会になります。
- 今後、どんな仕事がしたいのか
- しばらく仕事をしなくても後悔はないか
- 家事・育児と仕事どちらが大変か
- 意外と得意な家事はあるか
- お互いに嫌な家事は外注できないか
これらの価値観から、子の教育方針を考えたり、場合によっては移住を考えたりすることもあるでしょう。
仕事と育児に忙殺される毎日では、考えが至らなかった部分に対して、時間をとって考えることができると思うのです。
実際に、僕は意外に料理が楽しいとわかったり、妻は改めて仕事に行かないことでストレスフリーになることがわかったりしました。
まとめ:男性育休は家族の選択肢を増やす
僕が育休取得を決断した3つの理由を紹介しました。
「育児時間」「経済的な不安」は最初に考えることだと思います。
また、仕事をしない時間ができることで改めて、「仕事」「家族」に対する2人の価値観を見つめ直すことができるいい機会だと思います。
みなさんの育休取得を応援しています。本記事が参考になりましたら、嬉しいです。
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