【実体験】男性育休取得時の周りからのハラスメント・反対発言
仕事を休むことに反対の意見の人は多く、男性育休は必要ないと考えている人も多いでしょう。
実際に、筆者が1年間の育児休業を取得したときにも、「ハラスメント」ととれるような発言をされました。実際に以下のことを言われました。
- 「1ヶ月で充分じゃない?」
- 「1年も休んだら、仕事もどれなさそうだね。」
批判的な人はどうしてもいますが、8割以上は男性育休に肯定的というのが筆者の感覚です。
- 男性育休に関して、肯定的な人のほうが多い
- 「1ヶ月で充分じゃない?」「育休?ダメだよ」という上司もいます。
- 心のなかではどう考えているかはわかりません。
本記事では、1年間の育児休業取得を伝えた際に周りから受けた言葉を紹介します。
上司・同僚の多くは男性育休に肯定的な反応
男性育休取得を上司に伝えた後、上司から僕の育児休業取得が課内に伝えられ、他部署の同僚等には自分から伝えていきました。
男性の1年間の育休ということで、社内では初めて。噂は早めに広まったように思います。
実際には、ほとんどが肯定的な意見でした。
- 「おめでとう!いいじゃん、いいじゃん」
- 「こんな時代だし、ゆっくり休みな」
- 「育児は大変だぞ〜」
育休の期間や、妻の妊娠状況などについて聞いてくる人もいましたが、あまり詮索せず、単純に肯定的な意見をくれる人が多かったです。
直接「やめたほうがいい」「出世に響く」などと言われることはありませんでした。
参考までに僕の勤め先は、男性育休取得の前例がある企業です。中小企業などでは、「育休なんて言える雰囲気ではない」と聞くこともありますので、ありがたい環境でした。
上司・同僚からのハラスメント?
建前上は、8割以上の人が育休を肯定してくれましたが、ハラスメントともとれる批判的な言葉を言われたこともありますので、紹介します。
元上司からの嫌味のような発言
「育休5年間取るんだっけ?違うか、1ヶ月だっけ?」
5年間という「非現実的な期間」を言って、僕が否定した後、「1ヶ月だっけ?」と短い期間を提示するパターンでした(僕の取得期間は1年間)。
心理学の手法とかでありそうですね。。その場は笑って「検討中です」と言ってごまかしました。
元上司なので、直接の取得期間に影響はなかったものの、「あいつ育休1年取るらしいけど、どんな教育したの?」と現上司から言われた可能性も否めません。疑心暗鬼になります。
部長からの「ダメだ!」
「育休か、そんなんダメだ!・・・・・・まぁ、ゆっくり子育てしてください」
直接的に「ダメだ」と言われた初のケースですね。
少しにやけていたので、ギャグで言ったんでしょうが、僕もしばらく沈黙してしまいました。
さすがにパワハラ告発のリスクがあるので、沈黙を破って応援の言葉をかけてくれたというところです。
もし、僕が録音していて告発していたら、ハラスメント認定されていたかもしれないケースですね・・
同僚女性からの地味に傷つく発言
「1年も休むの?仕事戻れなくなっちゃいそう!」
「私だったら、1年も休んだら復帰できる気力なさそう」という意味で言ったんでしょう。
僕にとっては、「1年も休んだら、戻れる場所ないかもね?」というニュアンスに感じました。
発言した人のキャラクターや関係性にもよりますが、言葉は刃です。。。
育休に対する本心はわからない
直接的な批判はほとんどされなかったものの、「心の中で考えていたことはわからない」というのが僕の印象です。
育休取得の拒否はハラスメントになる
大企業ということもあり、「休暇・休業の取得拒否はハラスメントに該当する可能性が高い」という認識が社員にはあります。
近年、ハラスメントで懲戒を受けている社員がいたため、「ハラスメント禁止」について研修や掲示などが度々行われていました。
自分の考えは別にして、多くの人が育休取得を肯定してくれました。
本心では、「仕事を覚えておもらったのに休まれては困る」「男なのに育休とるの?」と思っていた人も多いだろうと僕は感じていました。
育児のアドバイスをくれる人は味方に思えた
育休取得を告げた時に、具体的なアドバイスをくれる人は「自分の味方」だと思っていました。
- 哺乳瓶は2つ買ったほうがいい
- 妻に1人の時間を作るようにするとうまくいく
- 育児にオススメのアプリ
育休取得の話をした時に、仕事の話ではなく、親身に育児の相談にのってくれたり、実体験を話してくれるような人は、僕のことを「仕事仲間」であり、「育児の後輩」として捉えてくれる人だと思っていました。
育休から復帰した後は、「味方してくれた人」を裏切ることのないように仕事をしていきたいと強く思いました。
まとめ 本心は不明だが、育休に肯定的な人が多い
1年の男性育休取得を伝えたときの周りの反応について、実体験をお伝えしました。
大手企業などでは、パワハラ(権力を使った嫌がらせ)・パパハラ(パパへの嫌がらせ)のリスクがあるため、直接批判的なことを伝えてくる人はほとんどいません。
僕の会社が恵まれているから、「肯定的」ということもあるかもしれません。
思ったほどは否定的なことを言う人はいないので、自分の意志を思い切って上司に伝えてみましょう!育児に時間が取れるのは最高ですよ!